がんサバイバーからの伝言〜がんに罹患しても明るく前向きに生きなければいけないという静かなる圧力〜
49才 10ヶ月 こうねん子。めっきり寒くなってきたので毛皮のマフラーを出した。
42才 うつだったあの頃の自分を抱きしめて こう言ってあげたい。「うつぼ猿を殺さぬ」きっと訳がわからない。
〜がんの再発?〜
昨年 こうねん子の友達が がんになった。子宮がんだ。彼女は手術で子宮と卵巣を切除し、その後は抗がん剤治療を行い、現在、完全寛解状態となり職場復帰を果たした。そんな彼女からランチでも どう?とLINEが来たので、近くのイタリアンで食事をすることになった。店先に弱々しく立っている彼女を一目見て、看護師のこうねん子 こう思った。「がんの再発」じゃないだろうか?と。なぜなら 彼女はたった2ヶ月で8kgも痩せていて 抗がん剤の副作用で抜けていた髪は、綺麗に生えてきていたのに、真っ白になっていたからだ。美人でスタイルもよく優しくて みんなの太陽だった彼女。同一人物だろうか?と悲しくなった。
〜彼女が痩せた理由〜
「こうねん子 あたし痩せたでしょう。がんの再発とかじゃないんだよ。実は………だんなの浮気が発覚して、おまけに消費者金融に400万の借金をしていたこともわかったんだ。あたしさぁ 1ヶ月前にだんなと喧嘩して過呼吸発作で救急車で運ばれたんだ。婦人科の先生には心療内科を勧められている。 ただ、だんなを追い出したせいで、もうお金がないの。職場復帰って言っても体力的なこともあるからね 今のとこ、まだパートだし 娘と息子の学費も高額だし………」それにね
〜がんサバイバーって明るく前向きに生きなければならないっていう風潮?もう耐えられない〜
彼女は続ける。病気になっただけでもショックだったのに 信じていた人にも裏切られて お金もない それが今のあたしなんだよ。この前 職場の後輩にこう言われた。
「今は、がんって2人に1人がなる時代でしょ?だから先輩そんなに落ち込まないで下さい」って
じゃあ あたしはグチも言えないのって 悲しくなった。
「落ち込むことも出来ないの」って叫びたくなったの。
〜がんによって 大きく変わるライフスタイル。誰もが前向きになんかなれないのは当然だ〜
誰もが前向きになれなくてもいい こうねん子はそう思う。もし こうねん子もがんに罹患したらそんなに前向きになれないと思うからだ。パラリンピックも目指せない。 ただ ほてい(トイプードル)の散歩を目標として 頑張るだけの気力は残しておきたい。
〜彼女の決意〜
パスタランチを「食欲がない」と半分残した彼女。美容室に行くお金がないと言ってたので 白髪染めを買って こうねん子の自宅でこうねん子が白髪染めをした。染めあがった髪を洗って、ドライヤーで乾かしながら、ちょっと美人に戻った彼女はこう言った。
〜決めたわ こうねん子 父が所有するマンションビル一棟、一棟だけ頼みこんで、もらうことにする〜
「………………」
「アフラックのがん保険の給付金 新車購入にあててましたよね」
「確か お父様に80坪の自宅 建ててもらってましたね」
何も言うまい。「そろ〜り そろ〜り」
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※あたしをほんの少しだけ前向きにしてくれる ほてい(トイプードル)。あなたのペットもお留守番心配じゃないですか?ぜひ クリスマスプレゼント🎁に買ってくださいね。
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